※緊急告知 2020年度(現在の高校2年生)から大学受験が変わり始め、2024年(現在の中学1年生)に変化が完了します。大学受験の変更に伴い、高校受験、中学受験も同様の形式に代わります。これからの受験に必要な力は“情報処理力”“時事力”“読解力”“表現力”その先にあるのはAIに仕事を奪われない、“稼ぐ力”すなわち“生き抜く力”!

ロジカルが苦手な日本人

日本人はなぜロジカルシンキングが苦手なのか?日本人の特徴と共にその観点について考えます。

1、意見が客観的ではない

「あれは嫌いだ」など、常に「私」発信で、意見が感情的。

2、発言が短絡的

前述の「あれは嫌いだ」などの意見に対し、なぜそう思うのかの理由はほとんど述べられない

3、相手の発言を無視して回答する

「さっきの会議、時間の無駄だったね」「参考になるところもありましたよ」

と言った具合に、無駄だったと思うかどうかの回答をせずに別の意見を答える

4、相手の質問に答えない

「融資の件、お願いできますか?」「今のうちの財政難、ご存知ですか?」

質問に対する返事を全くしていない

 

よくある会話ですがおかしくないですか?インターネットで世界が狭くなる中、グローバルスタンダードとは言えません。

世界のライティング手法

考えてみれば、学校で教わる事と言えば、文章の読解力がメインで、文章を作る方法を学ぶ機会はほとんど無かったように思います。中でも文章作成的な内容と言えば、読書感想文でしょうか。

しかし、この読書感想文で習う「起承転結」という考え方は、どうやらグルーバルスタンダードでは無いのだそうです。では、ライティングにおけるグローバルスタンダードとはいったいどういう方法なのでしょうか。その例をいくつかご紹介します。

相手に伝えたい事の本質を見極める必要があります。文章を作るという事は、その内容が相手に伝わらなければ意味がありません(世界基準で行くと、日本で今でも取り上げられている読書感想文は、ただの主観のみに特化したポエムのようなものなのだそうです)、読み手の関心や疑問に答える形で書く必要があります。

そして、思いついた項目をただ横に並べるのではなくある程度グループ化し、そのグループがどういうグループなのかを要約する必要があります。例えば、「私がいくらでも食べても飽きない、ミカン・イチゴ・キウイ・パイナップルは」などと並べても、読み手がそこに興味を持つ可能性は低く、「私の好きなフルーツ」とグループ化して要約する事で、雑多なものを省く事ができます。

日本文化

俳句や短歌が生まれた国日本では、感覚や感情を繊細に伝える事を風流ととらえる習慣がある為、白黒はっきりさせず、グレーでとどめておく文化が根付いています。その為、物事の真意もなるべくグレーでとどめておきたいという考えが働くのか、どうしても論理的に物事を考える事が苦手です。

 

文科省の舵きり

・2020年並びに2024年教育大改革

日本は資源もなく、労働力も少なく、世界競争に年々後れを取っています。世界との競争力をつけるために文科省が大きく舵をきりました。

子供たちに今後の日本を本気でたくし始めたのです。そんな中、今の大人はこれからの日本を担う子供たちに本気で競争力をつけさせなくてはなりません。

勤勉な日本人は戦後努力を重ね、自動車産業や電化産業で世界をリードしてきました。その経済発展にあぐらをかいていまやアジアの中でさえ競争力の弱い国になってしまいました。

ビデオカメラといえば日本製といわれていたのは今や昔、若者はGoPROやアクションカムの廉価版中国製品アクションカムをアマゾンで手に入れています。

そこに日本製品の収入源はありません。液晶テレビ、洗濯機、スマートフォンetc 日本製品がどんどんその競争力を失ってきています。

「日本の将来は今の子供たちにかかっている。」というのは大げさなことではないのです。日本は今とても危機に対面しています。競争力のある、世界と渡り合える日本を託すために、今の子供に教育を施すのは大人の義務と考えます。

 

・早慶学院の“こと学プライマリー”はロジカルに物事をとらえ分析処理し、ロジカルに相手に伝える事を目的としています。

年長さんから小学3年生の「こと学」